お知らせ 平成26年12月1日


平成26年度 研究等助成受領者5件を決定し、12月1日に贈呈式を開催しました

 公益財団法人広沢技術振興財団(代表理事:廣沢清、所在地:茨城県つくば市)は平成26年度の「試験研究助成」受領者4名、「調査研究助成」受領者1名の計5件を決定しました。助成金の総額は900万円です。

 本財団は、平成19年度以降、ものづくり技術の高度化を通じ茨城県の産業振興へ寄与することを目的として「研究等助成」事業を実施してきました。
 具体的には、@ものづくり技術の高度化を図るための「試験研究助成」(1件あたり原則として200万円以内)、Aシンポジウム開催等の「知識普及助成」(同100万円以内)、B技術動向を調べる「調査研究助成」(同100万円以内)です。
 なお、本財団の特徴として、助成制度への応募資格は県内に所在・勤務する企業・研究者等に限定しています。

公益財団法人へ移行した今年度は9月16日に応募を締め切りました。
 「試験研究助成」には11件の応募があり、審査の結果、鋳造製品の寸法精度の高度化開発を目指す(株)菊和(菊池英之社長、つくば市)、ベッド・車イス・トイレ間の簡便な移乗システム開発を目指す(株)アグメント(柵木貞雄社長、つくば市)をはじめ4件に決定しました。
 「調査研究助成」では、乱開発されてきた視覚障害者移動支援システムの互換性調査を目指す筑波大学教授の徳田克己氏が選定されました(「知識普及助成」の応募はなし)。

 今年度の応募状況をみるといくつかの特徴がみられます。1点目は、応募者・受領者とも企業、それも研究開発・技術開発型の中小企業が多いことです(応募の67%、受領者の60%が中小企業)。
第2には、研究テーマは基礎研究よりも実用化に向けた研究や技術に傾斜していることです(応用分野は、高性能・低コストの製造技術開発のほか、医療、介護、情報処理等多岐にわたる)。

 各受領者の詳細は「助成実績」のページをご覧ください。研究等の内容も同ページ内にPDFで掲載しております。


本サイトに 記載されている画像・文章等、全ての内容の無断転載・引用を禁止します
Copyright (C) 2012 hirosawa-g. All Rights Reserved.