お知らせ 平成25年11月25日


平成25年度研究等助成受領者9件を決定し、11月25日に贈呈式を開催しました

財団法人広沢技術振興財団(理事長:廣沢清、所在地:茨城県つくば市)は平成25年度の「試験研究助成」受領者8名、
「知識普及助成」受領者1団体の9件を決定しました。助成金の総額は1,499万円です。

本財団は、平成19年度以降、ものづくり技術の高度化を通じ茨城県の産業振興へ寄与することを目的として「研究等助成」
事業を実施してきました。
具体的には、@ものづくり技術の高度化を図るための「試験研究助成」(1件あたり原則として200万円以内)、
Aシンポジウム開催等の「知識普及助成」(同100万円以内)です。
なお、本財団の特徴として、助成制度への応募資格は県内の企業・研究者等に限定しています。

今年度は9月17日に応募を締め切りました。
「試験研究助成」には28件の応募があり、審査の結果、筑波大学発ベンチャーの慨USUBOX(相部範之社長、38歳、
つくば市)、産業技術総合研究所の平野篤研究員(30歳、つくば市)をはじめ8件に決定しました。
「知識普及助成」は3件の応募の中から、笠間焼の新たな販路開拓を模索する「笠間焼業務用食器研究会」(増渕浩二会長)
が選定されました。

今年度の応募状況をみるといくつかの特徴がみられます。第1は、助成採択の競争率が3倍強に達したことです。
これは、日本の成長戦略を模索する流れのなかでものづくり技術について関心が高まっていることの表れとみられます。
2点目は、応募者・受領者とも企業、それも研究開発・技術開発型の中小企業や研究所発ベンチャービジネスが多いことです
(応募の82%、受領者の75%が企業)。
第3には、研究テーマは基礎研究よりも実用化に向けた研究や技術に傾斜していることです(応用分野は、高性能・低コストの
製造技術開発のほか、医療、福祉、教育等多岐にわたる)。

各受領者の詳細は「助成実績ページ」をご覧ください。研究等の内容も同ページ内にPDFで掲載しております。


本サイトに 記載されている画像・文章等、全ての内容の無断転載・引用を禁止します
Copyright (C) 2012 hirosawa-g. All Rights Reserved.